帝人株式会社 TEIJIN

破損しにくい垂れ壁で火災以外の災害も安全に

防煙垂れ壁とは

防煙垂れ壁とは

防煙垂れ壁は建築基準法で定められた防煙区画を構成する防煙壁のことで、天井から50cm以上垂れ下げた壁により、火災時に煙の流動が遮断され、避難する時間を少しでも長くすることができます。

[関連法規]

〈建築基準施行令 第126条の2第1項(排煙設備の規定)〉

特殊建築物で延べ面積が500m2を超えるもの、階数が3以上で延べ面積が500m2を超える建築物では間仕切壁、天井面から50cm以上下方に突出した垂れ壁その他これらと同等以上に煙の流動を妨げる効力のあるもので不燃材料で造り、又は覆われたもので区画する必要があります。

〈建築基準施行令 第128条の3第1項第6号(地下街の規定)〉

地下道は、その床面積300m2以内ごとに、天井面から80cm以上下方に突出した垂れ壁その他これと同等以上の煙の流動を妨げる効力のあるもので、不燃材料で造り、又は覆われたもので区画する必要があります。

ガラスでの被害

ガラスでの被害

災害は火災だけではありません。東日本大震災や熊本地震などの大規模地震により、人命を守る為に設置されている防煙垂れ壁のガラスが飛散し、けがをする二次災害が多発しております。

テイジンの防煙垂れ壁「かるかべ®

かるかべは割れない不燃シート製

かるかべ®は破損しにくい
不燃シート製

シートは国交省不燃認定を取得している業界トップクラスの透明度を誇る不燃シートを使用。高い透明度(透光率90%以上)に加え、帯電防止機能を付与している為、作業中の静電気やほこりの付着が起きにくく作業性が大幅に向上しました。

かるかべ®の特徴

  • 不燃

    シートは国土交通大臣認定の不燃材料を使用しております。

    燃えない
  • 軽量

    重量は従来の網入りガラスと比べ、約1/10の軽量化を実現しました。

    軽量1/10
  • 簡単施工特許取得済み

    万が一のシートの弛みやパネルのサイズ調整も『テンション調整ホール』で簡単。※パネルタイプの場合

    現場で楽々作業
  • 特殊構造特許取得済み

    両端部に装着した『衝撃吸収バネ』で地震で建物全体(構造)と天井が別々の揺れ方をする時に発生する変位を吸収する事で、フレーム自体が落下する可能性を大幅に低減し安全性が向上。※テンションタイプの場合

    安心安全

ラインナップ

不燃シートラインナップ

透明タイプ

透明タイプ

不透明タイプ

不透明タイプ

不燃シート物性値

特性 品名 厚み
(mm)
質量
(g/m2)
透光率
(%)
表面抵抗値
(Ω)
特 長
透 明 U-CLEAR SHEET® K 0.18 260 90以上 107 高透明・帯電防止
半透明 CG-55 0.27 400 55 1011 帯電防止

不燃認定(国土交通大臣認定)取得

※上記データは測定値であり、規格値ではありません。
※U-CLEAR SHEET® はユニチカ株式会社の登録商標です。

取り付けラインナップ

スリムパネルタイプ

パネルタイプ
対応開口(W) 150㎜~ 対応高さ(H) 150㎜~1000㎜ パネル重量 1.6kg/m ( 1ユニット・W1500×H500の場合 )

透明不燃シートとアルミフレームによって構成。万が一、運送時や作業中に強い衝撃により弛んでしまっても、『テンション調整ホール』で簡単に解消可能。また、ユニットの収まりの調節も可能。

万が一のシート弛みも
現場で追加部品なしで
調整可能。

現場での
サイズ調整も可能(サイズダウン)

パネルタイプパーツ一覧

パネルタイプパーツ一覧

パネル取り付け手順

  1. 1. 天井に上部レールを
    取り付ける。

    2. 端部レールを取り付ける。

  2. 3. パネルを上部レールに
    引っ掛けながら全数
    取り付ける。

  3. 4. パネルの取り合い部分に
    下部より中間方立を挿入
    し、パネルの隙間最終調
    整します。

  4. 5. 下部レールと上部レール
    カバーを並行して取り付
    けていきます。

  5. 6. 下穴を開けてビスで
    順次締結します。※ビス位置は施工要領書に記載

    7. 最後に保護フィルムを
    剥がして施工完了

テンションタイプ

テンションタイプ
対応開口(W) 300㎜~25000㎜ 対応高さ(H) 150㎜~1000㎜ 製品重量 1.0kg/m ( W10000×H500の場合 )

両端部に装着した『衝撃吸収バネ』で地震で建物全体(構造)と天井が別々の揺れ方をする時に発生する変位を吸収する事で、フレーム自体が落下する可能性を大幅に低減し安全性が向上。

両端の内部に備えた
エキスパンション構造により、
さらに安全性が向上。

テンションタイプパーツ一覧

テンションタイプパーツ一覧

テンション取り付け手順

  1. 1. 壁・柱に端部器具を
    取り付ける。

    2. 天井に上部レールを
    取り付ける。

  2. 3. 床養生の上でシートを
    カットする。

  3. 4. シートに固定金物を
    取り付ける。

  4. 5. シートに吊り下げ
    クリップを取付ける。

  5. 6. シート固定金物をそれぞれ
    持ち、端部器具に
    設置する。

    7. 最後に保護フィルムを
    剥がして施工完了

まずはお気軽にご相談ください

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施工事例

パネルタイプ/透明シート

『株式会社日本華道社』様

『南関こどもの丘保育園』様

子供たちの安心・安全の為の取り組みに努めており、地震の際に飛散する危険性のあるガラス製から安全性の高いシート製に変更しました。

テンションタイプ/透明シート

『テイジン未来スタジオ』

「テイジン未来スタジオ」について

  1. 「テイジン未来スタジオ」は、帝人グループの最新の技術や製品・サービスを紹介するショールームとして、また、研究開発や事業創出のきっかけとするためのコラボレーションスペースとして、2007年11月に東京本社がある霞が関コモンゲート内に開設されました。
  2. 当社はこのスタジオを、ご来館の方々と共に「未来を創造する場」と位置付けており、開設からの12年間で45,000人を超える方々に来場いただきました。
  3. また、これまでの来館者の約8割が顧客や取引先ですが、広く帝人グループのステークホルダーを対象としており、株主見学会やメディアイベント、学生による社会見学などにも対応しています。
  4. 施設の概要は次のとおりです。
名称 テイジン未来スタジオ(TEIJIN MIRAI STUDIO)
所在地 東京都千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート西館 ショップ&レストラン3階
開設時期 2007年11月
スペース 220m2(70坪)
開館時間 10:00 ~ 17:00(完全予約制)
休館日 土曜・日曜・祝日
見学コース 40分コース(ガイド付き)

『某工場』様

『某事務所』様

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